2015年9月9日水曜日

男の

私が毎日毎日何かしら編んでいるのを見てオットが「たまには俺様ちゃんの靴下編んで」と。

オットの靴下を編んだのは2012年の冬。

余った毛糸でテキトーに編んだらでっかくなっちゃって、私が履くとグズグズの長靴みたいになるんで、オットにちょっと履いてみてよと履かせてみたら、最初は「こんなの履くのイヤだ」と駄々をこねていたオットも手編みの靴下の温かさに大感激、それからと言うもの毛糸の靴下がないと寒くて眠れない、洗濯して干しておくと「俺様ちゃんを凍死させる気か」とあちこち探し回り、買ってきたばかりの靴下は一度洗ってからでなければ履かないクセに、毛糸の靴下は放っておくと1週間は履き続ける。

そんなふうだから、いくらカッチリ編んだ靴下でも、踵や爪先の糸が弱ってきて穴が開き、、、

去年の冬、毛糸の靴下はすでに靴下ではなくなっていて、土踏まずと足の甲、踵を飛ばして足首を温めるナニカになっていた。でも文句も言わず履いていたから、それでいいんだと思っていたんだけど、それじゃあよくなかったんだってさ。

しかし、いざオットの靴下を編もうとすると、作り目さえ面倒くさくてテンションが下がる。編んでといわれてから一週間たっても、まったく編む気にならない。オットの足、でかいんだもの。それに私のだったら履いてサイズを確認しながら編めるけど、オットの足じゃそうはいかない。

オットも「ちょっと履いてみて」が面倒くさいらしい。
私も母が服を縫ってくれるのはいいけど、仮縫いのたびに針がついている布を着せられるのがすごくイヤだった。



気づいたら自分の靴下を編み始めていました。